こんにちは(^^)
本日は市販のカラー剤を使うことによる髪への影響や美容室で扱っているカラー剤との違いなどについて書いていきたいと思います!
まずは、カラーの仕組みについて少し説明します?
[ カラーの仕組み ]
カラー剤はアルカリ性で、髪の毛は弱酸性です。
アルカリ性のカラー剤を塗ることにより髪のキューティクルが開かれる、薬剤が浸透する、髪色を変える
という仕組みになっています。
[ 美容室と自分で染めることの違い ]
こちらは大きく分けて2つあります。
・扱うカラー剤について
・技術面について
です。
「扱うカラー剤について」
カラー剤の主な成分は
・色素
・アルカリ剤
・過酸化水素
・コンディショニング成分
です。
色素とアルカリ剤は1剤に
過酸化水素は2剤に
コンディショニング成分は1剤と2剤に含まれています。
これらの成分がうまく反応することによりカラーリングをしています。
“色素”
レッド・ブラウン・ブルー・グリーンなど色味を構成する要素です。
“アルカリ剤”
キューティクルを開かせ、カラー剤の成分が髪に入りやすくするための成分です。
また、髪を脱色するときにも必要になります。
“過酸化水素”
メラニン色素を破壊し、色素が発色するために必要な成分です。
“コンディショニング成分”
カラー剤には染めるだけでなく、髪のコンディションを整える成分も入っています。
市販のカラー剤と美容室のカラー剤の違い。
それはアルカリ剤です!
アルカリ剤には不揮発性と揮発性のものに分かれています。
アルカリ剤はキューティクルを開く役割がありましたが、流したあとも揮発せず残ってしまうとキューティクルが開きっぱなしで傷みの原因に繋がります。
市販のカラー剤で使われているものは、モノエタノールアミンなどの不揮発性のもの。
美容室で使われているのは、アンモニアなどの揮発性のものです。
お家でする場合は残留したアルカリを除去するのが難しいので市販のカラー剤はサロンに比べると劣っていると言えるでしょう。
[ 技術面について ]
◎ ダメージや状態に合わせて塗布する量を変える
髪の毛は毛先や表面の方が傷みが大きく、全体が同じ状態ではありません。
なので、それに合わせて塗布量を調節するという技術も必要になります。
◎ 均一に仕上げる
自分でやってしまうとどうしても塗りムラが出てしまいます。
美容師の方が自分でやったとしても難しい部分になってきます。特に後頭部は見えづらいのでほぼ不可能ですよね 笑
均一に仕上げるということは、塗布量も関係してくるのですが根本と毛先が同じ色になるように塗ったり、どこから塗るか、など様々な調整の元、均一になるようにされています。
◎ 薬品の選定
美容師はカラーについて専門学校で学びさらに、美容室でカラー塗布の練習やお客様それぞれの髪質に合わせた薬品の選定など実践的に学んでいきます。
なので、自分で選ぶよりも専門的に選んでくれるのは美容室でカラーすることのメリットでもありますよね(^^)
アレルギーなどに関しても薬品の選定は大切になってきます。自分で選んでしまうとどうしてもわからないことが多いのでアレルギー反応が起こる可能性もあります?
「市販のカラー剤の特徴」
○脱色力が強い
→ダメージが大きい・パサつき・ごわつき
市販のカラー剤はアルカリが残ってしまうためキューティクルも開きっぱなしのままでしたよね。
髪の栄養や水分も漏れっぱなしで髪にツヤもなくなってしまいます。
そして、自分が思っている以上に髪の中がボロボロになっているんです???
○誰でも簡単に染めることができる
→薬品の成分が強いためパーマをしている方、縮毛矯正をしている方、バージン毛の方でもみんな同じように同じような色に染められるようになっています。
これらの特徴をみるだけでも市販のカラー剤がどれだけ強い成分で作られているかがわかりますよね?
その時だけの値段で見ると市販のカラー剤を使ったほうが安いです。
しかし、市販のカラー剤を使うということは髪へのダメージやその後のケアが大変になります。
その結果、美容室で染めるよりも何倍もの値段がかかってしまいます。
美容室で施術をしない方やダメージを気になさらない方はセルフカラーでもよいのかもしれません◎
最後まで読んでいただきありがとうございました★
miroa hair salon / miruku